グッズにまつわる予備知識
ー古代エジプトクリップよりー
古代エジプトクリップは、実際に古代エジプトのパピルス文書や壁画などに登場する神さまをモチーフにしています。時代によって描かれ方が異なりますが、クリップとして参考にしたのは今流行のゆるキャラっぽくみえるものを選んでいます。
古代エジプトではとてもユニークな神さまが登場し、多くは実際の生き物の頭を持っていますが、中には空想上と思われる生き物もあったり、人間の体と組み合わせるのは無茶があるのでは・・?と思うような神さまもいます。
元来は穀物の豊穣神。緑色は植物の芽吹きを表す。手には王権の象徴である殻竿とヘカ杖を持つ。
「メジェド」という名で知られているが、これは神の名前というよりも「打ち倒す者」という意味。グリーンフィールド・パピルスという死者の書に登場するのみで、詳しいことは分かっていない謎の神。
ハヤブサの頭を持つ。王権の守護神。初期王朝時代から崇拝され、王はホルス神の化身と考えられた。
トキの頭をもつ(ヒヒの姿のときもある)。知恵の神、月の神。神々の書記で暦の発明者ともいわれる。
ー古代エジプトの土器キーホルダーよりー
古代エジプトの土器シリーズには、ファラオやピラミッドが登場する前の、先王朝時代(~前3100年頃)のシンプルな土器をモデルにしました。「ブラックトップ」と呼ばれるシリーズで、土器を焼く時にさかさまにして焼いたため、藁灰などの影響で黒くなったとされています。成形後に粘土を乾燥させてから表面を磨いたために光沢があるといわれています。