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粘土板文書

ー粘土板文書一筆箋よりー

粘土板文書一筆箋は、古代オリエント博物館が所蔵する本物の粘土板文書をもとにつくりました。この粘土板文書は紀元前2035年頃のイラク・ウンマのもので、「畑の草取りに6名を3日間派遣した」という内容や、監査官、書記官の署名が楔形文字で書かれています。 

①粘土板文書は何のためにあった?

今回、一筆箋に使用した粘土板文書は実務の記録に使われたものですが、遠方の相手に情報を伝える「書簡(今でいう手紙のようなもの)」として使われた粘土板文書も多く残されています。

 

粘土板文書一筆箋にデザインされている[a-na]はアッカド語で「~様へ」を意味する楔形文字で、文頭に記されることが多かったようです。

文字を記すには植物(葦)の先を削って、角を粘土に押し当てます。角を押し当ててできる形が二等辺三角形のような形をしていて、これが楔に見えるため「楔形文字」と呼ばれています。また、粘土を手で持って記していたため、手のひらサイズの粘土板文書が多く見つかっています。粘土板文書一筆箋も手のひらに収まるサイズに仕上げています。

②楔形文字って?

現在確認されている最古の文字です。今から5000年以上も前にあみだされた文字で、それから3000年以上にわたって使用されました。この文字を使って様々な言語、例えば、シュメール語、アッカド語、エラム語、ヒッタイト語などが記されましたが、「目には目を歯には歯を」で有名なハンムラビ法典碑はアッカド語で記されています。

③誰が書いたの?

古代メソポタミアでは読み書きができる人が限られていました。文字を記す技術をもつ「書記官」は国の行政や経営の記録を記すことができる重要な職業でした。